幼児期の家庭学習の手引きと「教える限界」~最初の先生はママ~
幼稚園(保育園)等の施設に、通うことになる前までは
お母さんと過ごす時間が最も長く、「ひらがな」「すうじ」といった
学習の基礎を教えるのも、お母さんの仕事となっている傾向があります。
そういった「超基礎」的な知識を教えることは
それ自体、ある意味で「育児の1つ」でもあり
「歩き方」「箸の持ち方」等といったものと
同じくくりとして、考えられていることでもあります。
しかしながら、「読み書き」や「足し算」といった
基礎知識を「応用」して利用する段階からは
「育児」というよりも「<学習の習慣をつける>ための教育」になってきます。
そして、いつしか「必要なことを教えてあげる」という枠を超え
「問題を解く力」を授ける「指導」といった形になってきます。
しかし、本当に大切なことは「指導」ではありません。
「どこまで」母親が教えるべき?
家庭学習において
「どの段階までお母さんが教えるべきか?」という話題は
「どの段階まで教えることができるか」と言い換えることもできます。
「教えたくても、教えられない」という時期が来るのが、先になります。
いくら「昔は成績が良かった」お母さんであっても
小学校高学年くらいの内容になってくると
「これってどの公式使うんだっけ?」となってくるはずです。
それは、仕方ありません。
「子供に教えるために、勉強する」ということは
素晴らしいことですが、現実にはできないことが大半のはずです。
というよりも、
「教えられなくなってきた」頃から、学校外での学習のために
「塾」といったものに通うことになるはずです。
そう考えると「学校の先生の子供」というのは「有利」だなと思いますが
学校の先生の子供で、突出して成績がいい子というのは意外と珍しいものです。
つまり「<職業先生>であっても、家庭学習の指導はうまくない」と言えます。
「人の子の世話で疲れて、自分の子まで手が回らない」
という意見も、実際に聞いたことがあります。。。
教えるのは「問題の解き方」ではない
つまり
「心配しても・しなくても、お母さんが教えられなくなる日がくる」
とうことであり、であるならば「可能な時間」を楽しみ
そして、その際に・少しでも教えることが出来ることが出来る時期に
「学習の習慣」を付けてあげることが、お母さんの使命です。
つまり、
「問題の解き方」ではなく
「解くための方法」を見つけるために
「まずは机に迎う」ということを教えてあげることが
「育児としての教育」の、最大の役割になります。
具体的には、机に向かって問題を解くという習慣を
「毎日」一緒に行うことから始めてみましょう。
「歯磨き」と同じように「毎日」行うことが大切です。
短い時間でもかまいませんし、どのタイミングでも大丈夫です。
これは2~3歳くらいに始めておきたい習慣であり
その効果は「大学受験」「就職」にまで、影響を与えるはずです。
「20年活きる」習慣なのです。
最初は「一緒に考える」ことが大切であり
徐々に1人で机に向かうことが出来るようになれば
「家庭学習」の習慣の完成になります。
お母さんの「相棒」にぜひ!
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